https://veccblog.com

参加講座

  • 【米国獣医マッチング】2024年のスケジュールを紹介!

    【米国獣医マッチング】2024年のスケジュールを紹介!

    この記事では、2024年のマッチングのスケジュールについて解説します。 候補者には、2回の締め切りがあります。この締め切りに何を提出するかなどをイメージして、期限前にしっかりと準備ができているようにしましょう。 2024年カレンダー 2023年9月1日プログラムエントリー 2024年のマッチは、前の年の9月から始まります。 プログラムのエントリーとは、各大学や動物病院がポジションの掲載をし始めることを指します。この間、候補者はまだこの情報を見ることはできません。 2023年10月1日プログラム検索 10月になって、初めて候補者がポジション(プログラム)を検索することができるようになります。この期間は、まだすべてのポジションが掲載されているとは限らないため、検索をし始めるのはいいですが、プログラムエントリーの締め切りまでは情報をアップデートし続ける必要があります。 2023年11月1日プログラムエントリーの期限と候補者の登録開始 ここでようやくすべてのポジション(プログラム)についての情報が出揃ったということになります。 この日から、候補者はマッチングプログラムに個人情報を登録をして、サインインできるようになります。 この期間に行わなければいけないことは大きく2つです。 ①プログラムのリサーチ プログラムに関する詳細の体外はマッチングのホームページに詳細が書いてあります。しかし、外国人の受け入れやビザの複雑な事情がある場合は、「きっとそうだろう」と仮定しないで必ず直接担当の方に問い合わせることをお勧めします。 それによって、広がる可能性もあれば、採用されないポジションに申し込んで自分の時間を無駄にすることも防げます。 ②パケット(必要書類を揃える) マッチングプログラムに必須となるパケットとは以下になります。 卒業した獣医大学の書類を集めるのに、時間がかかることもあるので、余裕を持って準備することをお勧めします。 履歴書、パーソナルステートメントを完成させるのに、私はものすごく時間を要しました。早めから取り掛かり、アメリカで獣医大学で働く先生などに添削してもらうことをお勧めします。 日本人の謙虚なステートメントは、アメリカ人からすると「自信のなさ」と捉えられてしまう可能性が高いです。よって、アメリカ人にとって見栄えの良いステートメントにするための努力が必要かもしれません。 私個人的な意見としては、このパケットの中で最も重要なのが推薦状です。そして、いい推薦状をもらうために1年間もしくはそれ以上努力をし続ける必要があります。誰に頼むかがキーとなります。大御所の先生の書いた、「弱いレター」と、無名の先生の書いた「強いレター」。おそらく後者の方が良い印象を与える可能性が高いです。「強いレター」をもらえる人から推薦状をもらうようにすることをお勧めします。 推薦状は、候補者を介さず、直接VIRMP協会へ送られることになります。よって、候補者は、自分のサインインページから、推薦状が提出されたかをみることはできますが、中身を見ることはできません。 推薦状がもしも期限ギリギリまで揃っていない場合は、書いてくれる人が忘れている可能性を考慮して、リマインドを送ることをお勧めします。もしも推薦状が申し込み締め切りまでに間に合わなければ、実質どこの学校ともマッチしない可能性が高いので気をつけましょう。 2024年1月8日申し込み締め切り この日が、上記に述べた2点(応募するプログラム及びパケット)のデッドラインになります。この2点以外にも、大学固有で必要な提出書類がある場合もあるので、しっかりと確認しましょう。 この申し込みが終わったら、次の締め切りまで何をするのでしょうか。 この間には、面接を受けたり、どのプログラムに行きたいか(もしくは行きたくないか)を決めるための情報収集を行います。 面接のオファーは大学側からくることが多いです。オファーをもらうということは、大学側があなたに興味がある証拠です。もしも面接のオファーが来なかった場合は書類で「可能性が低い」と捉えられた可能性が高いです。(ローテーティングインターンには面接を行わないことが一般的です) 日本から応募する場合、自分もそうでしたが、「どこでも良いから入れてくれ」状態になりがちです。実際そうなのですが、面接をする側としては、「どこでも良いならウチでなくてもいいな」と感じてしまう可能性が高いので、しっかりとプログラムの特徴を把握し、「このプログラムで勉強したいです」と伝えることをお勧めします。 2024年2月16日候補者のランキング締め切り マッチング最後の締め切りです。 ここでは、面接などで得た情報や感触をもとに、どの大学に行きたいかの順番を決めます。 「この大学には絶対に行きたくない」という場所があれば、その大学をランクから外すことで絶対にそこにマッチする可能性は無くなります。 また、何らかの事情によってマッチングから手を引きたい場合(来年から働けなくなる、など)はここで「withdraw」することで、どこにもランクしていない状態にすることができるので、ペナルティなくマッチを中断することができます。 万が一、マッチしてしまった大学で働けなくなった、という状況が起こった場合、マッチングプログラムに次から3年間申し込みすることができなくなる「ペナルティ」が課されることになるので注意しましょう。 2024年3月4日マッチ結果発表 候補者のランキングの後に、大学側の候補者のランキングが行われます。これによって、マッチングのアルゴリズムに沿ってだれがどこの大学のプログラムに入るかが決定することになります。 もしもマッチできなかった場合、スクランブルと言って、マッチできなかった候補者とマッチできなかった大学の個々の採用が始まります。スクランブルは、もはや早いもの勝ちと言ってもおかしくないシステムなので、自分から大学に積極的に連絡をとりに行く必要があります。 また、連絡が来る可能性もあるので、電話やメールにすぐに対応できるようにしましょう。 2024年3月18日情報開示 ここで、定員割れしたポジションの情報が、マッチングに申し込んだ人以外にも開示されることになります。誰でもあいたポジションを狙いにいける期間ということです。 終わりに この記事でマッチングのシステム(どの時期に何をしなければいけないか)を理解していただけたでしょうか。候補者としてやらなければいけないことはそこまで多くありません。ただ、様々な情報が飛び交ったり、他の人の話に流されたりと、とてもストレスがかかる時期と言ってまちがいないでしょう。 準備をしっかりすることで、少しでもチャンスが大きくなる可能性があります。寒い時期で辛いですが、みなさん頑張ってチャンスを掴んでください。

  • 【犬猫呼吸困難の原因11種類】病態から理解する犬猫の病気

    【犬猫呼吸困難の原因11種類】病態から理解する犬猫の病気

    【呼吸困難の原因】についてのインスタグラムの投稿です。 呼吸困難は11種類の病態に分けることができます。 解剖学的にどこに問題があるかで、安定化のアプローチが異なってきます。 これらを呼吸様式や聴診、身体検査、TFASTからこれらを分類することで、命の危険がある状態の患者さんの安定化方法が見えてきます。 安定化後のさらなる検査によって診断を絞っていきます。病態による分類ごとの鑑別疾患リストがあれば、どんな検査が必要になるかもプランが立てやすくなります。 11種類も多い!と思われるかもしれせんが、一つ一つ病態を理解すれば、どうして神経系の病気と呼吸器の異常がつながるか、などがわかるようになります。 View this post on Instagram A post shared by みけ🇺🇸と学ぶ ER/ICU動物看護 (@eccvet_mike) View this post on Instagram A post shared by みけ🇺🇸と学ぶ ER/ICU動物看護 (@eccvet_mike) \この記事のハイライト/☆​呼吸困難の原因を11種類に分類する☆各分類に含まれる疾患をイメージする \関連記事/☆呼吸困難の原因11種類(前編)☆上部気道疾患☆下部気道疾患☆神経原性呼吸困難☆胸腔内の疾患☆胸壁の疾患(後編)☆胸腔外の疾患☆肺実質 ☆心原性☆肺血栓 ☆血管系 今回の投稿がためになった!面白かった!という方は見返せるようにインスタグラムで保存やいいね!もよろしくお願いしますm(_ _)m

  • 犬・猫の呼吸困難②11カテゴリーに分けて考える

    犬・猫の呼吸困難②11カテゴリーに分けて考える

    はじめに 著者は、日本の獣医大学を卒業後、一般病院で3年間勤務した後、2023年現在アメリカの大学で獣医救急集中治療(ECC)専門医になるためのレジデントをしています。 この記事では、新人獣医さんに向けて、呼吸困難の症例がきた時の診断までの思考プロセスをご紹介します。このプロセスをしっかりと理解し、鑑別疾患を上げて順序立てて診断を組み立てて行く事で、呼吸困難患者さんに向き合うのが怖くなくなります。 犬・猫の呼吸困難①では、なぜ診察の際に「ちゃんと考える事が大事か」を説明しました。犬・猫の呼吸困難②では呼吸困難の原因11つのカテゴリーをご紹介します。このカテゴリーに当てはめる事で、患者さんをどう安定させるかのヒントを得る事ができます。臨床現場で直結して役に立つ内容を、アメリカのトレーニングで学んだ事や経験を盛り込みながら解説します。①-④まで最後までご覧ください。 呼吸困難患者さんの診察のゴール 呼吸困難総論の最初の記事なので、最初に獣医師の仕事としてのゴールについて書きます。 私たちのゴールは、3つです。 アメリカの救急集中治療科の役割は、主に①になります。そして②と③は内科が専門とする領域になります。 全ての呼吸困難は、11つのカテゴリーに分類する事ができます。①は、呼吸困難の原因をこの11のカテゴリーのどれにあたるのかを即座に判断し、それに応じた安定化を行うという工程になります。 さていよいよ、11カテゴリーをご紹介していきます。 頻呼吸を11カテゴリーに分けて考える 呼吸が速い、努力呼吸の原因はこれら11個のカテゴリーに分類できます。最後のlook-alikeとは、痛み、酸塩基のバランスの乱れ、興奮、敗血症、など、呼吸器や換気以外の原因が含まれます。 呼吸器の症例を見たときに、最初のゴールはこの11個のカテゴリーのどれに当てはまるかを推測することになります。 このカテゴリーの中に、様々な病態が含まれます。具体的な疾患を診断する前に、11つのうちどれに当てはまるかを分類する事で、次のステップ、診断(どこにフォーカスを当てるか)や安定化の方法が異なります。 上部気道、下部気道、肺実質のおさらい それでは、11個を上から順に説明して行く前に、上部気道、下部気道、肺実質のおさらいだけしておきます。 呼吸器は、上部気道、下部気道、肺実質の3つで構成されます。呼吸困難の全てがこの3つに分類できれば簡単なのですが、呼吸器以外の疾患によっても呼吸困難が生じるので、11カテゴリー全ての可能性を考慮する事が重要です。 それではいよいよ、①からざっくりとカバーしていきます。もっと詳しく勉強したい方は、リンクからその疾患に特化したページもご用意しているので、ご覧ください。 ①上部気道閉塞: upper airway 上部気道閉塞の異常で代表的なのは、短頭種気道症候群です。外鼻孔狭窄、軟口蓋過長、気管低形成とといった、気管支手前までの気道が狭くなる病気の総称です。(短頭種気道症候群に関してはこちらのページで詳しく解説しているのでご参照ください) 他には、鼻腔内ポリープ、腫瘍、異物、喉頭麻痺、喉頭虚脱、気管虚脱などの病気があります。 上部気道閉塞を患った患者さんは特徴的な呼吸をします。聴診器を使わずにも聴こえる、ストライダーやスターターという異常呼吸音を出します。呼吸様式、聴診に関してはこちらの記事で解説しています。 上部気道閉塞を引き起こす代表的な疾患 ②下部気道閉塞: lower airway 下部気道疾患の代表的な疾患 肺胞に入るまでの細い気管支に炎症などの異常が起こることで呼気努力が生じるのが特徴的です。お腹で押すように、吐く時に力を入れます。呼吸様式は、吸う時間に比べ吐く時間が長くなることも特徴的です。聴診では、笛の音の様なウィーズが一般的に聞こえます。 猫は喘息が重症になると開口呼吸をします。 慢性気管支炎や猫喘息の原因は様々です。環境的な要因が関与していることもあります。 ③肺実質疾患: parenchymal diseases 肺実質の異常に含まれる代表的な疾患 誤嚥性肺炎やケンネルコフなどの肺炎がよく見られる代表疾患です。他には、ARDSやALIなどの肺炎、寄生虫やカビ感染、異物の混入などによる肺炎、免疫疾患である好酸球性肺炎などもあります。 呼気吸気にかかわらず呼吸数が速くなることが多いです。感染性の場合、呼吸様式の変化だけでなく、湿性の咳をしたり、発熱などの他の症状を呈することもあります。酸素化機能が低下するため、重度の場合、チアノーゼが見られることもあります。 ④胸腔内の異常: pleural diseases 胸腔内の異常に含まれる代表的な疾患 胸腔内で何かが大きくなる/増えることで肺が広がるスペースがなくなり、換気不全になります。うまく換気できないことで体内にCO2が蓄積することから呼吸数が上昇します。 猫では、胸水によってparadoxical componentといって、胸とお腹の動きが相反するような呼吸をすることが多いといわれています。 胸水の原因も様々で、腫瘍、出血、感染、乳糜、心臓病(犬では右心不全、猫では左心不全でも生じる)、特発性などがあります。また、気胸と言って、胸腔内に空気がたまる病態、胸腔内の腫瘍の増大においても肺がうまく膨らめないことによって頻呼吸が生じます。 胸腔内疾患に関してはこちらで解説していきます。 これらの異常は、患者さんにストレスをかけてレントゲンを撮影する前に、FASTスキャンができれば簡単に検出することができます。必要に応じて治療的胸水抜去を行い、安定化してからレントゲンを撮れば、患者さんが急変するリスクを減少できます。 ⑤胸腔外の異常 胸腔外の異常とは、例えば腹部の腫瘍が増大/GDV/腹水などで腹部から胸腔を圧迫、肺が拡がれなくなるような場合を指します。お腹からの圧力が原因の場合は、GDVであれば減圧、腹水であれば腹水抜去などそちらの原因除去を優先させます。 しかし、呼吸器の病気を合併している場合もあるので、原因と思われたものが解除された後の再評価も非常に重要です。 ⑥胸壁の異常: body wall 胸壁の異常の代表疾患…

  • 【犬猫の胸腔内疾患(胸水や気胸など)】の病態を解説!

    【犬猫の胸腔内疾患(胸水や気胸など)】の病態を解説!

    今回は、【胸腔内疾患】についての投稿です。 胸腔内疾患とは肺が含まれる胸腔内に何らかの物質が占拠し、肺が膨らめなくなる病気を指します。 肺のガス交換は、呼吸筋(横隔膜や肋間筋)が動くことで胸腔内の圧が変化することで行われます。吸気時には胸腔が膨らみ、胸腔内は陰圧になります。胸腔内と外界の圧力の差によって空気が肺胞内に吸い込まれ、吸気の最後には外界と肺胞内の圧力差がほぼゼロになります。 胸腔内疾患によって、胸腔内が正常よりも陰圧ではなくなった場合、何が起こるかというと肺が膨らめなくなり、肺に空気を吸引することができなくなります。その結果、ガス交換ができなくなるため、体内にCO2が蓄積し、低酸素血症に陥ります。 胸腔内の占拠物には、水や空気、そして臓器や腫瘤などが含まれます。水が溜まれば胸水、空気が溜まれば気胸、臓器が胸腔内を占めている状態とは、横隔膜ヘルニアなどがあります。大きな肺腫瘍や縦隔の腫瘍なども同様に、胸腔内疾患に分類されます。 この投稿では、様々な胸腔内疾患、そして原因となる鑑別疾患リストを紹介しています。 View this post on Instagram A post shared by みけ🇺🇸と学ぶ ER/ICU動物看護 (@eccvet_mike) ☆胸腔内疾患の種類 ☆胸水の種類とその原因 もしも胸水や気胸の貯留によって呼吸困難に陥っている場合は、胸腔穿刺による治療的な胸水抜去や空気抜去が必要になります。 呼吸が悪い患者さんには酸素投与と鎮静!と考え、胸水や気胸を見逃している場合は、状態は一向に改善されることはありません。なぜ呼吸困難に陥っているかを早急に突き止めて、原因に応じた安定化を図ることが重要です。 また、胸水や気胸の原因を突き止めることが次のステップで、胸水の性状検査によって大きなヒントを得ることができます。しっかりと胸水性状の評価方法を勉強しましょう。 また、もっとこんな事が知りたい!等あれば、ぜひコメント欄で教えてください🐾 今回の投稿がためになった!面白かった!という方は見返せるようにインスタグラムで保存やいいね!もよろしくお願いしますm(_ _)m

  • 【犬猫の神経疾患と呼吸困難の関係は?】神経原性呼吸困難について解説!

    【犬猫の神経疾患と呼吸困難の関係は?】神経原性呼吸困難について解説!

    今回は、【神経原性呼吸困難】についての投稿です。 神経疾患と呼吸困難、どういった関係があるのでしょうか。 肺という臓器は、自ら動いて空気を肺胞に取り入れることができません。肺が膨らむためには、呼吸筋と呼ばれる、横隔膜や肋間筋の正常な運動が必要になります。 呼吸筋の動きはどのように支配されているのでしょうか。 ここで神経と呼吸の関連性が見えてきます。 体にCO2が貯まったり、低酸素状態になった場合、脳がそれらを感知して、「もっと呼吸しなさいよー」という司令(刺激)を発します。 この刺激は、脊髄や末梢神経を介して、呼吸筋へと伝わり、より早く、より深い呼吸が起こるようになるのです。 もしも、これらの刺激の経路に異常があった場合、例えば、脳幹に腫瘍ができた場合、椎間板ヘルニアで頚部脊髄が障害された場合、末梢神経から筋肉への刺激伝達に異常が起こった場合(重症筋無力症などの病気で起こる)、横隔膜や肋間筋は満足に動くことができず、肺が膨らめなくなり、ガス交換ができなくなるのです。 神経原性に生じる呼吸困難は、他の病態と異なり、 特徴があります。 View this post on Instagram A post shared by みけ🇺🇸と学ぶ ER/ICU動物看護 (@eccvet_mike) \この記事のハイライト/ ☆​神経原性呼吸困難って何? ☆どんな命の危険がある? ☆急性期の安定化と人工換気の適応 \関連記事/☆呼吸困難の原因11種類☆換気と酸素化の違い また、もっとこんな事が知りたい!等あれば、ぜひコメント欄で教えてください🐾 今回の投稿がためになった!面白かった!という方は見返せるようにインスタグラムで保存やいいね!もよろしくお願いしますm(_ _)m

  • 【犬猫の下部気道疾患】猫喘息や慢性気管支炎の病態について解説!

    【犬猫の下部気道疾患】猫喘息や慢性気管支炎の病態について解説!

    今回は、呼吸困難の11分類シリーズ【下部気道疾患】についての投稿です。 下部気道とは、気管分岐部から気管支の領域です。 気管支の壁が炎症などによって、分厚くなることで、肺胞に入った空気が吐きにくくなる病態です。猫喘息や慢性気管支炎が典型的な下部疾患の一つです。 慢性経過をたどる疾患ですが、急に状態が悪くなり、ERに運ばれてくることは珍しくありません。この記事では、下部気道の様々な疾患、急性期の対処法をまとめました。 View this post on Instagram A post shared by みけ🇺🇸と学ぶ ER/ICU動物看護 (@eccvet_mike) \この記事のハイライト/ ☆​下部気道疾患の聴診所見 ☆急性増悪の原因 ☆急性期の治療コンセプトまとめ \関連記事/☆呼吸困難の原因11種類☆聴診方法 また、もっとこんな事が知りたい!等あれば、ぜひコメント欄で教えてください🐾 今回の投稿がためになった!面白かった!という方は見返せるようにインスタグラムで保存やいいね!もよろしくお願いしますm(_ _)m

  • 2024年みけ勉強会の方針

    2024年みけ勉強会の方針

    皆さんこんにちは。 前回のブログでは、2024年は動物看護師さんのコミュニティを作ることに決めました!と先日意気込みを発表させていただきました。 今日は、みけ勉強会を立ち上げるまでの経緯と、みけ勉強会をどういったものにしていくかを書き綴っていこうかと思います。 共感してくださった動物看護師さんには、是非みけのコミュニティに参加していただきたいです!! みけ勉強会を立ち上げるまでの経緯 動物看護師さんのための勉強会を立ち上げようと思った理由は、以前のブログにも書きましたが、救急や集中治療など、動物の命を扱う場面で獣医師と動物看護師のチームワークは必要不可欠なものであり、看護師さんの力量が動物の救命に大きく影響すると感じているからです。 みけの活動は動物看護師さんの学びを応援するものにしたいと思いました。 命を扱うストレスフルな環境で、辛い、怖い思いで働くのは、看護師さんの心にも、病院全体としてもいい効果はありません。どうせなら、獣医師、看護師で力を合わせて、チームワークを発揮して全力で動物の救命にあたり、うまく行った時にはともに喜び、うまくいかなかった時にはみんなで反省し次に繋げることができる、ポジティブな環境を作るべきだと思うのです。 自分の経験上から何がストレスなのか、何が怖いのかと考えた時、私は「知らないこと」が原因だと感じたのです。どう安定かしてあげたらいいかわからない、怖い。どう助けていいかわからない、辛い。 その不安や恐怖は、知識をしっかりと身につけることで緩和、改善されていきました。そして、みけの強みを活用して、同じ経験をしている方に知識を身につけるためのお手伝いができるのではないかと考えたのです。 みけの活動の最初のステップは、動物看護師さんの「知らない、怖い」をなくすための知識の基盤を作るお手伝いをすると決めました。 みけコミュニティでの勉強方法 どんな勉強方法を提供したら、効率的に臨床現場で直結する知識を身につけてもらえるのだろうか。 自分の経験を含めて考えてみました。 実の所、私は日本で3年間一般病院で勤務をしていましたが、急患患者さんが来るのが怖くて、勉強してもしても自信を持って患者さんに対応することができませんでした。教科書を徹底的に読んでも、セミナーで勉強しても、不安が払拭できたとは言い切れませんでした。 アメリカにきて2-3年目、ようやく自分のやっていることに自信が持てるようになり、下の世代に、自分の知識や経験を教えられる程に自信がついてきたな、と感じました。アメリカの2-3年で何が起きたのでしょうか。 もちろん、救急の現場で常に勤務していたので場数をこなし、慣れた、というものもあると思います。しかし、圧倒的に変わったのは、病態生理を理解し、パターン認識ができるようになったという点でした。 病態生理 病態生理を理解することで、生理学的に起こりうること、気をつけなければいけないこと、などがイメージしやすくなるのです。 例えば、頻回な嘔吐が起こっている患者さんで最悪な結果とはなんでしょうか? 嘔吐から脱水し、重度の脱水によって循環血液量が減少。循環血液量減少性ショックに陥ってなくなる危険性がある。この患者さんの安定化方法は留置をとって輸液ボーラスを行うことだ。 というように、最悪のシナリオを頭の中で構築し、死を防ぐためにどうしたらいいかを考えることが重要になります。 例えば内科学では、病気の特徴、診断方法、治療法を学びます。しかし、この病気によって患者さんがどう亡くなっていくかまでは教えてくれないのです。 みけ勉強会では、「死のメカニズム」を重点的に勉強します。この病気で急変しているのであれば、患者さんはどう死に近づいているのか、を理解することで「では死に近づく前にどう予防、治療してあげるべきか?」が見えてくるのです。 パターン認識 など、状況をパターン化して、可能性の高いものの順番を決めるというものです。 100%断定することはできませんが、この力はとても重要です。 例えば、若い雄猫がお腹が痛そう。今朝から隠れて出てこない。トイレに行ったり来たりしている。というパターンを見たら、真っ先に尿道閉塞なのか?を疑う事になります。そして、尿道閉塞であれば、血液中のカリウムを尿から排泄できず、高カリウム血症によって徐脈、血圧低下の危険性がある。 というようにこのパターンならこれだろう、という予測をつけることができるようになります。 これは、状況に合わせた患者さんの評価方法を「知っているかどうか」なのです。暗記といったら語弊があるかもしれませんが、このパターンではこれに注意する、ということを知っているか、覚えているかが全てなのだと気がついたのです。 みけ勉強会の方針 このことから、みけコミュニティでは、徹底的に病態生理とパターン認識をトレーニングするべきだと感じたのです。 そこで、みけ勉強会では2種類の勉強法を行なってもらいます。 一つは、基礎講座。「なぜこうなるのか」という病態生理学をしっかりと理解をしてもらうための、みけによる講義です。 二つ目は、症例検討会。基礎講座で学んだ病態生理の知識を、実際の患者さんに当てはめるパターン認識のトレーニングをしてもらいます。 細かい内容については追々、ブログ、インスタにて発表させていただきます。 こんな看護師さんにおすすめ ご覧の通り、みけ勉強会は、本気の動物看護師さんに集まってほしいコミュニティです。 病態生理を基礎から理解して、臨床現場に応用させることは、数時間の勉強で成し遂げられることではありません。私も何年もかかって習得したものになります。1年間、きっちり勉強して生涯使える知識を身につけたいという看護師さんに向けた勉強会になります。 まだ、緊急対応や入院看護を経験したことのない看護師さんには少し難しく、イメージしにくい内容になるかもしれません。こんな看護師さんや動物看護学生の方のためには、2025年からよりベーシックな内容の勉強会を設立する予定です。 2024年も、みけの活動の応援をよろしくお願いいたします!

  • 2024年みけの活動

    2024年みけの活動

    久しぶりに、みけぶろぐを更新します。 この記事では、2024年みけの活動をどのようなものにしていきたいかを思うままに書き綴っていきたいと思います。 その前に、みけの活動と心の動きを少し振り返ってみようと思います。 振り返り 2020年に渡米の時点でみけぶろぐを立ち上げ、米国で働くことに興味がある獣医師や学生さんに向けて、アメリカでポジションを獲得する方法やマッチングの情報を中心に発信していました。これは、(獣医師として)渡米するための情報が限られており、自分の実体験が少しでも他の先生のお役に立てればという気持ちで始めたものです。 2020年からレジデントのポジションが決まる2022年までは、どうアメリカで生き抜くか、専門医になるための道を切り開くかということに必死でした。自分も相当必死だったことから、同じように苦労されている先生方に少しでも有益な情報を発信するためにみけぶろぐを活用してほしいと考えていました。 様々な方の支えのお陰で、2022年にレジデントのポジションを獲得することができ、3年間の研修医生活を終えて専門医試験に合格すれば、「米国救急集中治療専門医」の称号がもらえるところまで到達することができました。 私が米国に来た理由は、救急集中治療をもっと学んで、多くの動物の命を救えるようになりたいというもので、それは今も昔も変わっていません。気がつけばレジンデント生活が始まる頃には、すでにアメリカ生活も3年目、3つ目の大学病院で勤めることになっていました。様々な経験を経て、自分が今何をするべきか、専門医になったら何がしたいのか、気持ちが紆余曲折しました。 自分が最先端を走り続け、患者さんを自分の手で助けることがベストなのだろうか。もしくは、臨床研究などで新しい治療法に目を向けるべきなのだろうか。または日本と米国の間に潜むギャップに目を向け、米国で学んだことを日本に還元していくべきなのだろうか。 選択肢がたくさんある中、今の自分にできて、最も効率よく成果につながるものが何かを考えました。 そこで2023年、私が行き着いた答えは、動物看護師さんの育成でした。私が米国で最も大きく影響を受けたことの一つとして、米国での動物看護師と獣医師の分業がありました。 要するに、看護師は看護師の仕事を行い、獣医師は獣医師にしかできない仕事に専念できるのです。看護師の仕事とは、動物の処置に関わること大半です。静脈留置の確保、投薬、点滴、TPRのモニター、尿カテーテルの設置、など動物に触れて行うことの大半は看護師の仕事です。獣医師にしかできない仕事とは、医学的な決断(治療方針の決定や飼い主と話すなど)やカルテの作成などです。 この分業がしっかりと機能していることで、動物看護師の地位は上がり、働くやりがいも生まれ、病院の雰囲気も良くなる。獣医師は患者のために最新の情報を収集したり、勉強に時間を使うことができる。 特に救急や集中治療では、看護師さんの発揮する威力は大きく、能力の高い看護師さんがいるだけで診察効率は格段に上がることを実感したのです。 2023年は日本で動物看護師が国家資格化され、業務内容が変化した年でした。動物看護師さんの育成によって、診察効率が向上するだけでなく、医療の質が病院全体で向上することが期待されると思いました。 このことから、みけの活動のターゲットを日本の動物看護師さんとし、自分の米国の経験を活かして救急や集中治療で活躍できる看護師さんを増やすために情報発信をしようと決めました。 2023年の活動 2023年2月、日本のベテラン動物看護師さんと勉強会がスタートさせました。もうすぐ1年が経ちますが、2-3週間に1度の頻度で定期的に勉強会を行うことができています。現在までに15回の勉強会を行いましたが、2024年の1月現在、4人のベテラン看護師さん方に症例発表をしてもらい、症例検討会を行なっています。 2023年の4月にインスタグラム(eccvet_mike)を設立しました。動物看護師さんのための学習系インスタグラムとして、写真とイラストを駆使したわかりやすい投稿を心がけるようにしています。慣れないSNSを駆使しながら、現在1100人ものフォロワーさんに投稿を見ていただいています。 2023年9月からは、「動物看護月刊誌」の連載を執筆させていただくことが決まりました。米国の動物看護師さんの働き方や、獣医師との分業に関する内容をメインにお話しさせていただいています。 2024年の抱負 2023年はこのように、手探りではありますが、「動物看護師への教育」に目を向けながらみけの活動を続けてきました。さて、ここからようやく2024年の抱負の話です。 みけは、動物看護師も獣医師と同じレベルの知識を持ち、同じ言語を話すべきだと考えています。業務内容は職業によって異なりますが、動物を扱うために必要な最低限の知識や経験は職種によって異なる必要はないと思うのです。 その最低限の知識ってなんなのでしょう? 学校で教わることができるのでしょうか?教科書を読めば学ぶことができるのでしょうか?セミナーに行けば学べるのでしょうか? おそらく、答えはノーで、生理学や病態学、解剖学の知識を臨床現場で活かすトレーニングが必要だと考えます。数時間の授業やセミナーの聴講で身につくものではないと考えます。 そこで2024年、みけコミュニティを立ち上げることに決定しました。「わかったつもり」になれる勉強方法ではなく、1年間かけて基礎講座のカリキュラム、症例検討会による基礎知識の実症例へ応用するトレーニングを行う「みけ勉強会」です。「基礎からしっかり学ぶ」ことがコンセプトです。 しっかり勉強したい、本気の動物看護師さんと一緒にコミュニティを作り上げていきたいと考えています。 2024年で基礎をしっかりと身につけていただいた看護師さんには、2025年にさらなる応用編の勉強会をご用意するつもりです。 みけの意気込み 繰り返しになりますが、私は、動物看護師も獣医師と同じレベルの知識を持ち、同じ言語を話すべきだと考えています。業務内容は職業によって異なりますが、動物の命を扱うためには、病院チームが結束して、同じ認識の上で治療にあたるべきだと考えています。 日本の動物看護師さんの成長のお手伝いをするために、みけの活動を大きく動かしていくことが今年の目標です。動物看護師がどこまで「知っておくべきか」線引きが曖昧な中、皆さんがもっと楽しく、獣医師ともチームワークを発揮して働けるようにお手伝いしたいと考えています。 2024年もみけの活動をよろしくお願いします。

  • 【犬の気管切開チューブの設置法】を写真を用いて解説!

    【犬の気管切開チューブの設置法】を写真を用いて解説!

    今回は【気管切開チューブの設置方法】についての投稿です。 気管切開チューブは、緊急的な設置が必要な場合と、計画的に設置される場合があります。 通常の酸素化や安定化で改善しない重度低酸素血症、低換気、呼吸筋の疲労がある場合、気管挿管および人工換気補助(メカニカルベンチレーション)の適応になります。 上部気道閉塞によって、喉頭から気管挿管ができない場合、緊急的な気管切開チューブの設置が必要になります。例えば、口腔内に大きな腫瘤がある、気管内に腫瘤がある、軟口蓋過長によって気管挿管が困難な場合です。 緊急的な気管切開チューブの設置は、原因疾患の除去完了までの一時的な管理になりますが、気管切開チューブが設置されている間は24時間体制の看護が必要になります。 今回は写真を使って気管切開チューブの設置方法を解説します。 View this post on Instagram A post shared by みけ🇺🇸と学ぶ ER/ICU動物看護 (@eccvet_mike) \この記事のハイライト/ ☆​気管切開チューブ設置時の写真 ☆気管切開チューブの閉塞 ☆気管切開チューブが設置された患者さんの看護 気管切開チューブは大きな体動によって外れてしまう可能性があります。チューブの外れ=上部気道閉塞再発と同じ状況です。チューブがしっかりと設置されているかのモニターが重要です。また、チューブ内の閉塞によって、呼吸困難が生じるため、呼吸の変化にも注意して看護を行う必要があります。呼吸の異常が生じたら、獣医師に早急に伝えるようにしましょう。 \関連記事/☆上部気道疾患☆短頭種気道症候群☆喉頭の病気☆換気と酸素化の違い☆酸素化の方法 また、もっとこんな事が知りたい!等あれば、ぜひコメント欄で教えてください🐾 今回の投稿がためになった!面白かった!という方は見返せるようにインスタグラムで保存やいいね!もよろしくお願いしますm(_ _)m

  • 【犬の気管虚脱】についてイラストで解説!

    【犬の気管虚脱】についてイラストで解説!

    今回は病気解説シリーズ【気管虚脱】についての投稿です。 気管虚脱とは、空気の通り道である気管がつぶれてしまう病気です。 気管虚脱が生じる部位、重症度をイラストを用いて解説しています。 気管虚脱は慢性的に進行する病気ですが、急性の呼吸困難に陥ることがあります。 この記事では、その緊急事態の病態を解説するとともに、悪循環を断ち切る治療のコンセプトをご紹介します。 View this post on Instagram A post shared by みけ🇺🇸と学ぶ ER/ICU動物看護 (@eccvet_mike) \この記事のハイライト/ ☆気管虚脱ってどんな病気? ☆​気管虚脱が急性呼吸困難を生じるとき ☆緊急事態を乗り切るための安定化方法 悪循環を断ち切るためには、酸素化、鎮静、体温の調節がメインの安定化方法になります。 \関連記事/☆上部気道疾患☆換気と酸素化の違い☆酸素化の方法 また、もっとこんな事が知りたい!等あれば、ぜひコメント欄で教えてください🐾 今回の投稿がためになった!面白かった!という方は見返せるようにインスタグラムで保存やいいね!もよろしくお願いしますm(_ _)m

  • 【短頭種気道症候群】についてイラストを用いて解説!

    【短頭種気道症候群】についてイラストを用いて解説!

    今回は、【短頭種気道症候群】についての投稿です。 犬猫の短頭種は、鼻孔、軟口蓋、喉頭にトラブルをもつ場合が多く、過度な興奮等で上部気道が狭くなり呼吸困難に陥る可能性があります。 短頭種気道症候群に含まれる4つの病気は以下。1. 鼻腔狭窄2. 軟口蓋過長症3. 喉頭小嚢反転4. 気管低形成 これだけ見ると、漢字の羅列でわかりにくいですが、この記事では、イラストを用いて病気とその治療法を解説します。 View this post on Instagram A post shared by みけ🇺🇸と学ぶ ER/ICU動物看護 (@eccvet_mike) \この記事のハイライト/ ☆​短頭種気道症候群の4つの異常 ☆それぞれの外科的治療法 \関連記事/☆上部気道疾患☆喉頭の疾患 また、もっとこんな事が知りたい!等あれば、ぜひコメント欄で教えてください🐾 今回の投稿がためになった!面白かった!という方は見返せるようにインスタグラムで保存やいいね!もよろしくお願いしますm(_ _)m

  • 【犬の喉頭の病気】をイラストで解説!

    【犬の喉頭の病気】をイラストで解説!

    今回は、病気解説シリーズの【喉頭の病気】についての投稿です。 喉頭は、空気が気管へ流れるための入口です。 喉頭の異常によって、空気の入り口が狭くなり、上部気道の閉塞が生じます。鎮静薬なしには見ることができない構造なので、イラストでしっかりと解剖を覚えておきましょう。 犬種によって、発症しやすい喉頭付近の病気が異なります。以下の投稿をご覧ください。 View this post on Instagram A post shared by みけ🇺🇸と学ぶ ER/ICU動物看護 (@eccvet_mike) この記事では、喉頭の病気についてイラストを用いてまとめました。 \この記事のハイライト/ ☆​​喉頭の疾患をイラストで理解する ☆外科的治療法 \関連記事/☆上部気道疾患☆短頭種気道症候群 また、もっとこんな事が知りたい!等あれば、ぜひコメント欄で教えてください🐾 今回の投稿がためになった!面白かった!という方は見返せるようにインスタグラムで保存やいいね!もよろしくお願いしますm(_ _)m

  • 【犬の上部気道疾患】病態を解説!

    【犬の上部気道疾患】病態を解説!

    今回は、呼吸困難の原因11種類シリーズ【上部気道疾患】についての投稿です。 上部気道とは、鼻孔から気管までの領域です。 鼻孔、喉頭、気管が空気の通り道となり、後に下部気道(気管支)に繋がります。 上部気道閉塞とは、この空気の通り道に閉塞が生じる病態です。特徴的な呼吸様式から、目視のみでも上部気道閉塞を疑うことができます。 この記事では、上部気道閉塞を引き起こす代表的な疾患、聴診方法、そして急性期の治療コンセプトをまとめました。 View this post on Instagram A post shared by みけ🇺🇸と学ぶ ER/ICU動物看護 (@eccvet_mike) \この記事のハイライト/ ☆代表的な上部気道疾患​ ☆上部気道疾患の聴診所見 ☆上部気道疾患の聴診所見 ☆急性期治療のコンセプトまとめ \関連記事/☆呼吸困難の原因11種類☆聴診方法☆換気と酸素化の違い また、もっとこんな事が知りたい!等あれば、ぜひコメント欄で教えてください🐾 今回の投稿がためになった!面白かった!という方は見返せるようにインスタグラムで保存やいいね!もよろしくお願いしますm(_ _)m