本記事の内容
- 猫のフィラリア予防がアメリカで推奨されている理由
- 予防法
- まとめ
日本では猫のフィラリア予防は浸透しつつありますが、いまだに予防率はとても低いです。一方アメリカでは猫のフィラリア予防は強く推奨されています。この記事では、その理由と、予防の方法に関してご紹介します。
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猫のフィラリア予防がアメリカでは推奨される理由
- フィラリアは蚊が媒介する、血管内に生息する寄生虫
- 猫のフィラリア症は早期発見しにくい猫
- 猫で発症した場合、症状なしか突然死の2択
フィラリアは蚊が媒介する、血管内に生息する寄生虫
犬で感染が成立する地域(蚊がいてフィラリア症が流行している地域)では、猫にも同様の感染リスクがあります。
フィラリアは、感染動物を吸血した蚊が感染してない犬および猫を吸血することで媒介されます。
血管内で30cmもの長さに成長し、血液の流れを妨げたり、肺にダメージを与えます。
猫のフィラリア症は早期発見しにくい
猫と犬のフィラリア症の違いは、猫ではせいぜい1-2匹の成虫しか寄生しないことです。
スナップテストと呼ばれる、簡易テストで検出するのは「メスフィラリア成虫への抗体」です。つまりその猫に寄生しているフィラリアがオス1匹だった場合、検出されません。
PCR検査と言って、寄生虫自体のDNAを調べる手段もありますが、寄生する数が少ないことから、検査で陽性を確認するのが犬よりも困難になります。
猫で発症した場合、症状なしか突然死の2択
猫で感染が成立した場合、症状なしか突然死の2択になります。
大きな理由としては、犬のように軽度な症状で、早期発見して治療に進むことができないからです。
もしも予防をすることで突然死のリスクが防げるのであれば、万々歳ではないでしょうか。
猫のフィラリア予防方法
- まずは陰性の確認から
- レボリューションが全部入り(ノミダニ、フィラリア)
- シンパリカは猫には投与不可
- プレスクリプションがあれば、chewyで配送サービスが利用できる
まずは陰性の確認から
年齢にもよりますが、大人の猫で今から予防を始めたい、という場合は必ず現在感染していないことを確認する必要があります。
そのため、普通はフォラリアの予防薬はアマゾンなどのネット販売では購入できません。診察を受けて処方箋が必要になります。
レボリューションが全部入り
犬猫のフィラリア症予防薬にはたくさん種類がありますがレボリューションをお勧めします。
日本でも広く使われています。6週間以上の猫から投与可能です。ノミ、ダニ、消化管寄生虫、の駆虫およびフィラリア症の予防ができます。
犬ではシンパリカというものがコスパがよく、幅広い寄生虫をカバーしているためお勧めしますが、猫には投与できないので注意してください。
レボリューションの値段は、大体6パック(半年分)で85ドルくらいです。
処方箋があればChewyというオンラインファーマシーで受け取れる
フィラリアを含む予防は、陰性の確認後に予防を始める必要があります。よって、オンラインファーマシーを活用する際にも処方箋が必要になります。
自宅までの配送サービスは便利ですね。
まとめ
- 猫のフィラリア症は予防することが推奨される
- 症状なしか突然死の2択なら、予防しましょう
- フィラリアの陰性を確認してから予防を開始しましょう
- 猫にはレボリューションがお勧め
- 処方箋をもらえば、自宅までの配送サービスを利用可能です
今回の記事をご参考に、ご家族、かかりつけの獣医さんとよくご相談していただけたらと思います。
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