今回は、呼吸困難の11分類の1つ、【肺実質疾患】についての投稿です。
肺実質の代表的な疾患は誤嚥性肺炎です。そのほか、肺実質に浸潤する主要や肺の線維化もこのグループに分類されます。
緊急時の病態としては、酸素の拡散障害によって、肺胞にある酸素を血液中に取り込めなくなる、そして肺が膨らみにくくなることでガス交換が減弱、低酸素血症となり呼吸困難を示します。重度な感染により、敗血症と呼ばれる病態から敗血症性ショックに陥ることもあります。
この記事では、肺実質疾患での呼吸様式の特徴や検査所見、急性期の安定化についてまとめました。
※レントゲン所見は、タグをつけ忘れてしまいましたが、『誤嚥性肺炎』の典型的な所見となります。
\この記事のハイライト/
☆肺実質疾患の緊急時の病態
- 肺虚脱–> 低酸素血症
- 重度の炎症–>敗血症
☆肺実質疾患の代表的な疾患
- 肺炎:感染性vs非感染性
- 浸潤性肺腫瘍
- び慢性肺線維症
☆肺実質疾患でみられる呼吸様式、聴診音、FASTスキャン
- 呼吸数:増加
- 吸気努力vs呼気努力:吸気努力
- 努力呼吸の有無:浅速呼吸、重度の病態で努力呼吸
☆急性期の安定化について
- ストレスを与えない
- 酸素供給
- 必要に応じて鎮静(興奮を抑制)
- 感染性が疑われれば早期抗生剤の投与
- 血行動態に異常がある場合は輸液治療開始
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☆肺炎
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