今回は、【非心原性肺水腫の病態】についての投稿です。
この記事では、非心原性肺水腫のなかでも、過剰水和による肺水腫についてまとめてみました。
過剰水和では、心原性肺水腫と同様に、肺血管の圧が上昇することにより、間質に水が漏れてしまいます。過剰水和による肺水腫は、早期発見で防ぐことができます。
この患者さんは過水和になってないかな?とモニタリングする際のポイントについてもまとめています!
ぜひ日々の入院看護に役立ててもらえると嬉しいです😸
\この記事のハイライト/
☆過剰水和による肺水腫の病態について
過剰に点滴を入れたりすることで、循環する血液量が増加し、肺毛細血管へかかる圧が上昇します。心臓病がある場合は特に過剰水和への感受性が高く、肺から水が漏れ出る肺水腫といった病態を引き起こします。
☆予防と早期発見のポイント
- 点滴は必要なだけ入れる(少なすぎも多すぎも体に害)
- 早期過剰水和のサイン:食欲の低下、吐出、嘔吐などの消化器症状
- 過剰水和のサイン:結膜浮腫、鼻汁、呼吸促迫、浮腫、体重増加
☆まとめ
- 輸液にも副作用があることを理解
- 過剰水和にしてしまうと、肺水腫など命に関わる合併症を引き起こす
- 過剰水和にいち早く気がつくためには、輸液量の確認、身体検査上の過剰水和のサインを見逃さない
- もしも過剰水和が起こっていたら、輸液を止め、利尿剤の投与を考慮
\関連記事/
☆呼吸困難の原因11種類
☆心原性肺水腫
☆心原性肺水腫の病態
また、もっとこんな事が知りたい!等あれば、ぜひコメント欄で教えてください🐾
今回の投稿がためになった!
面白かった!という方は見返せるように
保存やいいね!もよろしくお願いしますm(_ _)m