今回は、【動脈血】についての投稿です。
患者さんの酸素化能を正確に測る際に、動脈血の採血が必要になります。こちらの投稿では、血液の流れを視覚的に捉えながら、動脈血と静脈血の違いを解説しています。
☆動脈血と静脈血の違い
動脈血とは、肺から返ってきたばかりの、酸素を豊富に含む血液。全身の臓器に供給され酸素を供給する。酸素を失った血液を静脈血という。静脈血は右心を通って肺を循環することで酸素を受けとり、左心に返る。
全ての患者さんから動脈血を採血できればいいのですが、残念ながら動脈血の採血は静脈血の採血よりも難しく、動物にストレスをかけることになります。よって、本当に必要な時にのみ動脈血液ガス分析を行います。
採血が難しい場合は、SpO2で代用します。
☆動脈血からしかわからないこと
血液中の酸素濃度は動脈血によって評価する。これによって、肺の酸素化能を評価することができる。肺の病気によって、酸素化能が低下した場合、動脈血中の酸素濃度が低下する。静脈血は臓器を循環し酸素が消費された後の血液なので、肺の酸素化能を測る指標にはならない。
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