はじめに
私は、日本の獣医大学を卒業後、一般病院で3年間勤務した後、2021年現在アメリカの大学で獣医研修医をしています。
アメリカで働き始めてから1年が経ったので、日本での英語勉強を振り返ってみようと思いました。日本で準備したことがどれだけ使えているかを振り返りながら、もう一度準備段階に戻るならこれを勉強していたな、と思うおすすめの勉強方法をまとめていきます。
日本での勉強方法
日本でやっておいて良かった、と思う勉強方法について説明していきたいと思います。
私は、日本でいろんな勉強方法を模索してきました。いろんな単語帳を買い、ノウハウ本を読み、オンライン英会話を試しました。
これだけやっても、日本で何年もかけて習得した英会話力は、アメリカにきてからの1年で習得した会話力には勝てないと思ってますが、その中でも、日本でやっておいて良かったなと思うことはもちろんあります。
それは、以下の通りです。
- オンライン英会話レッスン
- Netflixでアメリカドラマ何度も見る
- カナダ人のおじいちゃんと週に一度ランチをする
- 獣医英単語、医学英単語を暗記する
オンライン英会話
- お気に入りの講師、自分の進む分野に詳しい講師を1-2人見つける
- 必ず目的を持って授業に臨む
- 自分自身が会話の主体となる
- 1日2-3時間の学習が理想的
私はオンライン英会話で、看護師さん、元看護師さん、医学生などとコンタクトをとらせていただき、同じ人をひたすら指名するようにしていました。
そして、オンライン英会話で大事なことは、必ず目的を持って望むことです。
自分自身が会話の中心になることで、英語の先生のゆっくり、はっきりとした英語をいくら聞いていてもリスニングのトレーニングにはならないのです。オンライン英会話は、お金を払って自分の英語を聞いてもらう実践の場です。
私がどんなふうにオンライン英会話を活用していたかは③で詳しく書いていきたいと思います。
アメリカのドラマをひたすら見た
南谷 三世 さんという方の日本で、自宅で、一人で、ここまでできる! 海外ドラマDVD英語学習法 を読み、アメリカに行かなくてもできることってあるんだ!、と驚愕しました。南谷さんは、ブログでフレンズのフレーズ解説を1-10シーズンまでされていて、私はこれに感化されながらドラマからアメリカ生活の日常英会話に慣れる作業を繰り返しました。
南谷さんのこちらの本では、
- 海外に行かないと英語が上達できないなんて間違い
- アメリカ人が日常でどんな英語フレーズを使うか知らないと、アメリカに行ったとしても結局何を言っているかは理解できない
- ドラマは、最高の英語学習方法です、なぜなら、生きた英語を何度も巻き戻したりスローで聞いたりできるから
こんなことをお話しされています。私は、この本で紹介されている勉強法に従って、フレンズを1-10シーズン見ました。
リスニングや雑談はいまだに自信がないのですが、これをするとアメリカ人がこんな感情の時にどんなリアクションをするかといったように、アメリカに行ったことがなくてもイメージできるようになるのです。
あとは、実際にアメリカに来てからも、『チャンドラー(フレンズのキャラクター)が、、、』と会話の中で出てきた時に一緒に笑えるのもすごく嬉しいです。
私は、結局いまだに見ていませんが、アメリカ人トークに付いて行こうとした時に、絶対に見ておいた方が映画があります。
それは、スターウォーズです。大半が熱狂的ファンです。知らなくて、置いていかれることが何回あったことか。日本で準備の時間がありあまっている方は、スターウォーズネタに乗り遅れない様にも、この映画を見ることをお勧めします。
カナダ人のおじいちゃんと週一回英会話
これは、誰でもができることではないかもしれませんが、一応ご紹介させていただきます。
私は、たまたま知り合いから、英語の先生をしているカナダ人のおじいちゃんを紹介してもらうことができたのです。旦那さんと3人で朝9時からスタバで英会話をして、お腹が減ってきたらカナダ人のおじいちゃんとランチを食べながら15時くらいに帰る、という6時間耐久英会話を毎週してもらっていました。
日本の公共の場で下手な英語を話すのは最初勇気が入りましたが、顔を合わせるたびに自然と話せるようになってきた実感はありました。
時間の制限なしに英語で話せる相手を作るというのは、英会話上達の強い助けになると思います。
獣医英単語・医学英単語
これも、日本にいるうちに専門用語を勉強しておくことで、アメリカにきた時に何にもわからない状態を避けることができます。専門用語さえなんとか理解していれば、病院で働いているとき、学生との会話、オーナーさんとの会話、メンターとの会話にはそんなに苦労しなくてすみます。
日本で使っていた獣医/医学英単語は、こちらの記事でご紹介しています。
まとめ
半ベソかいてオンライン英会話していた私でも、英会話ができなかった私でも、明確な目標さえあれば心折れずに、なんとかアメリカでやっていけているので、迷っているみなさんもぜひなんでもチャレンジしてみてください。