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【犬猫の乳び胸】の病態生理についてイラストを用いて解説!

今回は、病気解説シリーズ【乳び胸】についての投稿です。

胸腔穿刺によって、イチゴミルク色の乳び水がサンプルされると、毎度その色に驚かされます😬

この記事では、乳び胸の病態生理、原因、一般的な内科治療、そして合併症についてまとめました。

\この記事のハイライト/

☆乳び胸の鑑別疾患リスト

  • 心臓病(心筋症、CHF、心嚢水)
  • 胸管の閉塞、破裂
  • 肺葉捻転
  • 横隔膜/PPDH
  • フィラリア症
  • 猫のペースメーカー設置後
  • 後大動脈血栓症
  • 特発性乳び胸

☆乳び胸の内科治療

  • 間欠的な胸水抜去
  • 処方食(低脂肪食)
  • ルチン

☆早期外科的介入の重要性

  • 慢性的な乳び胸の結果、線維化によって肺の滑らかな動きが妨げられる
  • –> 肺がスムーズに膨らめなくなる
  • 肺の拡張に影響が出る前に治療介入が必要

☆再拡張性肺水腫

  • 長期的な肺の拡張不全→胸水抜去による急激な胸腔内の陰圧→再拡張性肺水腫

\関連記事/
☆胸腔内疾患
☆胸水の病態

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みけ
スキマ時間にどうぶつの救急&集中治療のお勉強🐾 動物看護師さんに優しく、分かりやすく学んでもらう! をモットーに活動中😺 (もちろん獣医さんもウェルカムです😸) ためになる知識を発信していきます! アメリカ獣医 救急集中治療専門医レジデント🇺🇸 <詳しいプロフィールは、こちら> <お問い合わせは、こちら