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ペットと暮らす

【アメリカでペットと暮らす方へ】メス猫オス猫の尿路を図でわかりやすく解説

この記事の内容

  • メス猫、オス猫の尿路
  • メス猫、オス猫の尿路の特徴
  • メス猫、オス猫でかかりやすい尿路の病気
  • 役立つ英単語
  • まとめ

著者は、日本の獣医大学を卒業後、一般病院で3年間勤務した後、現在アメリカの大学で獣医研修医をしています。この記事では、オス猫とメス猫の尿路の解剖学的な違い、かかりやすい病気の違いについてまとめました。獣医さんに行った時に役立ちそうな英単語も合わせてご利用ください。

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メス猫、オス猫の尿路

「尿路」とは、腎臓で作り出した尿が外に出るまでの経路のことで、尿管、膀胱、尿道、オスなら陰茎を指します。以下は、メス猫とオス猫の尿路になります。犬も人もそうですが、膀胱から先のつくりがオスとメスでは異なっています。

この解剖学的な違いによって、オスにかかりやすい尿路の病気、メスにかかりやすい尿路の病気も異なります。

雌猫の腎臓、尿管、膀胱、尿道、陰茎に関するイラスト
メス猫の尿路
雄猫の腎臓、尿管、膀胱、尿道、陰茎に関するイラスト
オス猫の尿路

オス猫の尿路の図説になります。せっかくなので、英語もつけておきました。

雄猫の腎臓、尿管、膀胱、尿道、陰茎に関するイラスト
雄猫の腎臓、尿管、膀胱、尿道、陰茎の英語表記に関するイラスト

メス猫、オス猫の尿路の特徴

雌猫の尿道の特徴に関するイラスト
雄猫の尿道に関するイラスト

比べていただくとお分かりいただけると思いますが、尿が膀胱から外界に出るまでの道はオス猫の方が長くて細いです。よって、残念ながら尿道が閉塞するといった症状はオス猫に多くみられます。

メス猫、オス猫でかかりやすい尿路の病気の違い

上記の解剖上の違いから、かかりやすい病気が異なります。

メス猫では、尿路感染が圧倒的に多いです。理由は膀胱と外界の距離が近いため外からの菌が侵入しやすいことにあります。一方、尿道がオスに比べ太いので、尿道閉塞を起こすことは少ないです。

オス猫では、尿路閉塞が圧倒的に多くなります。上記のように、尿道が細くかつ湾曲しているため、結石や栓子といった固形がつまりやすいです。逆に、尿道が長いため、メスと比べて尿感染のリスクは少ないです。

便利な単語

  • kidney: 腎臓
  • ureter: 尿管
  • bladder: 膀胱
  • urethra: 尿道
  • pelvic urethra: 骨盤部尿道(オスではここが特に細くなる)
  • penis: 陰茎
  • infection: 感染
  • inflammation: 炎症
  • urinary tract infection (UTI): 尿路感染
  • urinary obstruction: 尿路閉塞
  • cystitis: 膀胱炎
  • bladder stone=cystolith: 膀胱結石

英語の発音は結構難しいです。どちらもカタカナでは表しきれないので、以下の動画で発音確認してみてください。YouTubeで”ureter pronounciation”と検索すると大抵の医学用語はこのような発音動画が出てきます。単語を勉強するときに役立つのでぜひ使ってみてください。

まとめ

  • メスとオスで猫の尿路の解剖は異なる
  • 解剖が違うためかかりやすい病気も異なる

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みけ
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