はじめに
著者は、日本の獣医大学を卒業後、一般病院で3年間勤務し、2020年現在アメリカの獣医大学で救急集中治療(ECC)の専門医を目指してインターンをしています。
2020年夏に、アメリカに引越し、現在獣医学生一人、彼女の犬と猫と1年間暮らしました。この記事では、ルームメイト作るか作らないか迷っている方に、1年間過ごしてみた感想をまとめて行きます。
シェアハウスは1度は体験してみるべきだと思う理由
私が1年ルームメイトと過ごしてみた感想は、最高だった!!です。
個人差はあると思うのでもちろん全員が全員最高の経験ができるわけではありません。私は運がいいことに、獣医学生がたまたまルームメイトを募集しているのを大学のメーリングリストで見つけて応募したのです。
何が最高だったか。
- 英語で困ったらなんでも教えてくれる
- 毎日話し相手になってくれる
- 一緒に遊びにもいける
- イベントも一緒に過ごせる
アメリカで右も左もわからない私を一番助けてくれたのはルームメイトでした。獣医学生なので、獣医の話もできます。クリニックでこんなことあってさー、と話せるのも本当にありがたかったです。
また、休みの日がかぶれば、一緒にカフェに行ったり、ご飯を食べに行ったりしました。
サンクスギビングやクリスマス、ニューイヤーも一緒に過ごしました。
とにかく、次の大学では彼女がいなくなると思うと、本当に寂しいです。
ともあれ、こんな最高な経験ができる可能性もあるので、事前に大丈夫そうな相手か見極めて1度はシェアハウス試してみてもいいと思います。
シェアハウスのメリット
インターンのお給料は非常に安いです。アメリカで生活するには、贅沢ができません。私は家賃が安いということもあり、シェアハウスに申し込みました。シェアハウスのメリットについて以下にまとめます。
- 大半の家具はすでに揃っている
- 生活費が節約できる
- 生活スペースが広い
- 楽しい、寂しくない、心強い
- 家事も分担できる
- アメリカ文化をより学べる
こうしてみると、ルームメイトのメリットはかなり大きいです。特にインターンのお給料にはありがたいものです。
家賃や光熱費が安くなるだけではなく、リビングをシェアして使うので、共有スペースは広くなります。
家に帰って誰かがいる安心感もいいですし、一人だったら全部自分でやらなければいけない家事(ゴミ捨て、食器の片付け)も分担できるので自分の時間が増えます。
また、車が故障した時など、フットワーク軽く迎えに来てくれたり、彼女の帰省で猫の面倒をみたり、もちつもたれつ(私はもたれっぱなしでしたが)、助け合うことができます。
イベントを一緒に過ごすことで、アメリカではこんなことするよーっていう話なんかも盛り上がりました。
シェアハウスのデメリット
デメリットは以下だと思います
- 生活音
- 綺麗好きれべるが違うとストレスの元
- 音楽や音読には気を使う
- 相手の生活スタイルが自分に影響する可能性
生活音はどうしても無くせないので、もちろん朝ルームメイトの行動する音で目が覚める、などはありました。私はそんなに気になりませんが。
どちらかがすごく綺麗好き、だとギャップがすれ違いの原因になるかもしれません。綺麗好きの方は常にストレスを抱えることになるので。
私はそこまで神経質ではなく、現在のルームメイトも私と同じくらいのレベルだと思うので、特に喧嘩になったことなどはありません。
綺麗好きレベルのあった人を見つけるのは重要かと思います。
好き放題できないというのは一つのデメリットです。プレゼンの練習で声を出したいけどちょっと恥ずかしい、音楽ガンガンかけたいけどかけれない、ということはあるかもしれません。
相手がパーティ大好き、人を家に招くのが好き、だとデメリットは大きいかもしれません。普通、獣医学生や真面目な学生であれば、そこまでひどいことはなと思いますが、契約する前に見極めることが重要です。
これは聞いた話ですが、ルームメイトが光熱費を滞納していて電気が止まったということもあります。信頼をおけるルームメイトを見つけましょう。
決めるときの注意点
- 基本的には1年間の契約なので、決める時は慎重に
- 相手と一度ビデオチャットするか実際に会う
- できれば部屋を一度確認する
- もし周りに、その子の知り合いがいるなら、どんな子か偵察する
- パーティ好き/静か、など、相手がどんな生活を送っているか確認する
実際に一度あって話すことができれば一番いいと思います。相手のみため、性格、を観察して合う、合わないを判断します。
部屋は写真で見るだけではなく実際にみにいくのがいいと思います。絨毯がすごく汚れていたり、実際結構汚かったりするかもしれないので。
私は、ルームメイトは獣医学生ということをあらかじめ知っていたので、知り合いに、あの子どんなこ子?って聞きました。それで悪い話を聞いた場合は気をつけた方がいいかもしれません。
パーティ好き、うるさい子は気をつけた方がいいです。ストレスのもとになります。
選び方のコツ
私の数少ない経験と、友人から聞いた話からの推測にはなりますが、私が思うルームメイトの選び方のコツをご紹介します。
インターンやレジデントでメリカへ行かれる場合は、静かに勉強したいという方が多いのではないかと思います。この様な条件を求めている場合は、同職(獣医や獣医学生)もしくは似た様な職業(医者やナーススクールの学生)で探すのがおすすめです。
これらの職業の学生さんは一般的に、大半の時間一生懸命勉強していることが多いからです。
そして、パーティ好きなタイプか、と言う点は必ず抑えておきたい点です。友達をしょっ中連れてくるタイプなのか、などは入居を決める前に下調べをしておく必要があります。ルームメイトに苦しまされたと言う経験談をたまに聞くことがあるので、もちろん注意は必要ですが、アメリカの高い学費を払って大学に行っている様な人は信頼できる可能性が高いです。
まとめ
シェアハウスは一度は経験してみるべきだと思います。様々なメリット、デメリットがありますが、決めるときは慎重に、相手や部屋をよく偵察してから決断しましょう。私はルームメイトの存在で、アメリカでの生活は大きく変わりました。