こんな悩みを解消
- ペットの健康診断にかかる費用は?
- 予防接種にかかる費用は?
- 年間どのくらいの費用が最低かかるか知りたい
私は、日本の獣医大学を卒業後、一般病院で3年間勤務した後、現在アメリカの大学で獣医研修医をしています。ペットと一緒にアメリカに移住して来られた方のこんな悩みを解決します。今回のテーマはペットの予防にかかる費用について、大学病院の費用を中心にお話ししていきます。
本記事の内容
- アメリカの獣医大学で健康診断、予防にかかる費用
- 年間の費用
- ペットの健康保険について
- まとめ
[read_more id=”1″ more=”Read more” less=”Read less”]
アメリカの獣医大学一般診療科で健康診断、予防にかかる費用
- 初診料 $50 / ワクチン追加摂取時の診察料 $26
- 狂犬病 Rabies(1year) $17
- 狂犬病 Rabies(3year) $42
- 犬混合ワクチン DA2P (1 year) $16
- 犬混合ワクチン DA2P (3years) $41
- Bordetella+parainfluenza (経鼻投与のワクチン)(半年)$13
- レプトスピラ(1 year) $15
- 猫混合ワクチンFVRCP (1year) $13
- 猫混合ワクチンFVRCP (3year) $33
- 猫白血病ウィルスワクチンFeLV $22
- 猫ウィルス/フィラリアテスト SNAP FIV, FeLV, HW テスト $28
- 犬フィラリア/寄生虫テスト 犬SNAP 4DX $25
- 採血料 $7
- 爪切り $25
- 肛門腺 $13
※病院によって変わりますので、あくまで目安としてご参考ください。
年間の費用
大体、Annual checkと言って、年に一回の健康診断に行くことが推奨されています。狂犬病、混合ワクチンを遅滞なく接種している場合は3年に一度の接種になりますが、レプトスピラのの予防やノミ、ダニ薬の処方に関しては年に一度必要になるので少なくとも1年に1回は獣医さんに行くことをお勧めします。
- 最低限必要なワクチンの費用は、$100-200/年
- フィラリア、ノミダニの予防は強く推奨されていて、1年間の予防にかかる費用は、$200弱
- ペットの健康保険:会社やプランによって大きく異なりますが大体月50-70ドルくらいなので年間$600-840くらいです
- 食費
毎年血液検査などをするようであれば、値段はその分上がります。よって、保険に入ったとしたら年間$1000-1200くらいの計算でしょうか。
ペットの健康保険について
アメリカでメジャーなペット保険2つをご紹介します。Community Practiceの先生もこの二つが今主流だとおっしゃっていました。
- ASPCA
- Nationwide
- Nationwideは予防もカバーされるプランあり
- 同居犬の割引
- Nationwide: 2-3頭で5%、4頭以上で10%割引
- ASPCA: 1頭につき10%割引
- 年齢によるリミット
- Nationwide: なし
- ASPCA: 10歳でメジャーな病気のカバーがなくなる
- 既存の病気によるリミット
- Nationwide: あり
- ASPCA: なし
あと、私が実際にASPCAに入ったという学生に聞いたところ、Nationwideは整形外科の病気が適応にならないからASPCAにしたと言っていました。
ペット保険の基本は日本と似ていると思いますが、既往歴がある場合はその病気は保険の適応外になります。また、年齢が低く健康なうちほど保険料が安いシステムも同じようです。
それぞれのホームページにいくと、見積もりを立てれるようだったので、チェックしてみてください。
まとめ
いざという時のために保険に加入しておくことはとても重要です。
今回は2社ので比較させていただきましたが、わんちゃんねこちゃんに合った保険を選んでいきましょう。
毎年の健康診断もぜひ行ってあげてください。
[/read_more]