今回は、呼吸困難の原因11種類シリーズ【上部気道疾患】についての投稿です。
上部気道とは、鼻孔から気管までの領域です。
鼻孔、喉頭、気管が空気の通り道となり、後に下部気道(気管支)に繋がります。
上部気道閉塞とは、この空気の通り道に閉塞が生じる病態です。特徴的な呼吸様式から、目視のみでも上部気道閉塞を疑うことができます。
この記事では、上部気道閉塞を引き起こす代表的な疾患、聴診方法、そして急性期の治療コンセプトをまとめました。
\この記事のハイライト/
☆代表的な上部気道疾患
- 鼻孔閉塞
- 鼻腔内腫瘤、異物
- 喉頭麻痺
- 軟口蓋過長症
- 気管虚脱
- 喉頭腫瘤
- 気管内腫瘤、異物
☆上部気道疾患の聴診所見
- 努力呼吸あり
- 吸気努力を伴う(吸気時間が長くなる)
☆上部気道疾患の聴診所見
- スターター:鼻腔内から聞こえるスースーした音(聴診器なしでも聞こえる)
- ストライダー:喉頭や気管から聞こえるガーガーした音(聴診器なしでも聞こえる)
☆急性期治療のコンセプトまとめ
- ストレスを与えない
- 酸素投与
- 鎮静
- 体温調節
- 必要に応じて気管挿管、気管切開
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☆呼吸困難の原因11種類
☆聴診方法
☆換気と酸素化の違い
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