はじめに
著者は、日本の獣医大学を卒業後、一般病院で3年間勤務した後、2022年現在アメリカの大学で獣医救急集中治療(ECC)専門医を目指してレジデントをしています。
この記事は、アメリカのアパートへ初めて引越しをされる方が対象です。引越しは不安がつきものです。アメリカでアパートを探すときのチェックポイントをまとめました。
- アメリカのアパート探しの際の要チェックポイント
- 何階か
- ペット
- 洗濯機、乾燥機は部屋についているか
- 備え付けの家具
- エアコンは付いているか
- wifi込みか
- 家賃に光熱費を含むか
- まとめ
アメリカのアパート探しの際の要チェックポイント
何階か
アメリカでは、女性は特に安全を考えると2階以上をお勧めします。ベランダから入れてしまうような作りのことが多いので階数は慎重に選んでください。
私は小さなカレッジタウンで、ルームメイトと1階に住んでいました。実はその時に特に問題はありませんでした。住居エリアに車で入る際、オートロックがあり、基本的には住民しかいないはずのスペースだったのでかなり安全でした。
アメリカの建物は基本的に木造なので、上の音は割とひびきます。上の生活音が気になる場合は最上階をお勧めします。私は、グローセリーを1週間分買い溜めたりする際に3階までいくのが面倒、という理由で2階にしました。
ペット
アメリカでもペット不可な物件も結構あります。契約によりますが、ペットの料金を月々支払う形が多いです。
アメリカでは、人間の心理的な面をサポートする動物たちをエモーショナルサポートアニマル(ESA)呼びます。盲導犬が24時間飼い主さんのサポートをするのと同様、ESAも24時間飼い主さんを精神的にサポートします。
例えば、あなたのペットがESAとして精神科に認められた場合、ペットと一緒に飛行機に乗ることもできますし、アパートの契約でペットにかかる別料金が免除(もしくはディスカウント)されます。
ESAとして、認定されるには、精神科の診断が必要で、最近ではオンラインでも申請ができるようになっています。アパートでペットの費用を支払うよりも、ESAとしてペットど同居した方が低価格になります。
洗濯機、乾燥機が部屋についているか
洗濯機が部屋についていないアパートも地域によって結構あります。
- 洗濯機、乾燥機が自分の部屋に付いている場合
- 部屋には付いていないが、住居エリアにある場合
- 完全にない場合
の三種類があります。ランドリーに行って洗濯を完了するのに、トータル3回往復しなければいけません。非常に面倒で、できれば部屋についているのがベストです。
私が住んでいたエリアでは、洗濯機乾燥機が付いていないアパートがほとんどでした。家に洗濯機乾燥機がない環境で暮らしたことがなかったので、どれだけ不便か想像できませんが、友達曰く、めちゃめちゃ面倒、だそうです。
洗濯機付きアパートはすごく人気で私が部屋を探し始めた時にはどこも埋まっていると言われ、止むを得ず住居エリアにランドリーがある部屋で契約しました。
エリア内にランドリーがある場合、ランドリーから部屋までの距離も気にして部屋を選びました。隣のユニットにランドリーがついていて、歩いて1分もかからない部屋に空きがあったため、私はそちらを選びました。
3回の往復に耐えられなくなった場合、Wash, dry and Foldというサービスがあるランドリーがあります。これは、ランドリーの費用と別に追加料金を支払うことで、洗濯、乾燥、畳むところまでやってもらえるサービスになります。ランドリーを往復する階数が2回になり、畳んでおいてもらえるので、時間を節約したい場合には便利なサービスだと思います。
私の近くのランドリーでは、1パウンド(450g)あたり 約$1.5の追加料金でした。
備え付け家具
基本的にはキッチンの備え付け以外は、備え付けではありません。
大概の部屋のキッチンに付いているもの(要確認)
- 冷蔵庫
- コンロ
- オーブン
- 食洗機
- レンジ
必要に応じて、トースターやケトルを購入します。オーブンがついていることで、料理の幅が広がります。スペアリブや、野菜のグリル、グラタンなど、料理が楽しくなります。さらに、食洗機があると、後片付けも簡単です。
エアコンは付いているか
引越しの際にびっくりしたのが、私の部屋にはエアコンが付いていない!ということでした。7月初旬に入居し、部屋はめちゃめちゃ暑いのにエアコンがない?!と驚きました。
友達に確認したところ、地域によってはエアコン付きのアパートを探す方が大変、とのことでした。確かに、周りのアパートもみんな窓全開、扇風機を駆使している様子が見えました。
ウィンドウエアコン というものが日本よりも普及しています。窓に取り付けることで冷たい風邪を部屋に送ることができます。
上げ下げ窓や引き違い窓用、ホースで取り付けるタワー式のものもあります。アパートによっては、決まったタイプしか取り付けてはいけないそうなので、購入前に確認が必要です。
wifi
Wifiはアパートに付いていることが多いですが、それも契約前に確認してください。私の部屋は、wifi込みの家賃でした。
光熱費
家賃に光熱費が含まれているかはアパート次第です。特に雪が降るような場所では、ヒーターにかかる電気代がバカにならないので、込みのところだと節約できます。
まとめ
- 部屋を契約する前に確認しておくべき点をまとめてみました。
- 日本から契約する場合も、以上の点はあらかじめ確認してからサインすることをお勧めします。