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【アメリカで働きたい獣医さん必見】わかりにくいマッチングの仕組みをわかりやすく解説①前編

この記事の内容

この記事では、マッチングのアルゴリズムについてイラストを用いてわかりやすく解説します。ランキングをつける際には、マッチングの仕組みを理解しておくことがとても重要になります。ランキングの付け方によって、自分が一番いきたい大学へ行けるかが変わってきますので、finalizeのボタンを押す前にじっくりと考えましょう!

マッチングの仕組み①前編では、ランキングを決める際の注意点を説明し、②後編では、マッチングのアルゴリズムについて解説します。

  • インターンとレジデント
  • スクランブル
  • マッチした大学に行かなかった時
  • 実際の例

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インターンとレジデント

インターンとレジデントのプログラムの両方に応募する場合、これらをミックスしたランクをつけることはできません。レジデントのランクが優先され、レジデントにマッチしなかったときに初めてインターンのマッチングに組み込まれることになります。

例えば、あなたの本当の希望が、1. XXX大学のレジデント, 2. XXX大学のインターン, 3. YYY大学のレジデントだったとします。(XXX大学へどうしてもいきたい理由がある場合このようなことが起こります)

この場合、もしもあなたがレジデントのランキングで1. XXX大学, 2. YYY大学として、インターンのランキングで1. XXX大学としたとします。

XXX大学のレジデントにマッチすることがもっともいい結果ですが、もしもそれが成功しなかったとき。次の可能性はYYY大学のレジデントになるので、ここでマッチしてしまうと、あなたは本当はXXX大学にインターンでもいいからいきたかったとしてもYYY大学のレジデントプログラムに行かなければいけないのです。

もしも本当にXXX大学のレジデントがだめだった時に、XXX大学でインターンの可能性にかけたい場合は、レジデントのランキングを1. XXX大学のみにして(YYY大学はランクしない)、インターンのランキングでXXX大学を1位につける必要があります。

スクランブル

スクランブルとは、マッチ成立しなかった大学が、ポジションを埋めるために、マッチ外で応募者を募ることです。英語でscrambleやout of matchといいます。

例えば、私がどこの大学にもマッチしなかったとして、さあ困ったという状況に陥った場合。このスクランブルにかけてみることができます。マッチングの結果発表と同時に、候補者は欠員募集している大学のリストを見ることができ、大学側もマッチしなかった候補者のリストを見ることができるので、お互い直々に連絡をとり、面接やポジションの申し込みやオファーをすることができるのです。

スクランブルは、マッチがうまく行かなかった際にセカンドチャンスを与えてくれる機会になりますが、注意点があります。

1つ目は、スクランブルには、有名大学や人気の大学が含まれることは稀です。さらに、外国人をとる大学がスクランブルに残る可能性もあまり高くないと考えられます。いきたい大学、行ける大学がスクランブルにいる可能性があるかは結果発表まで誰にもわからないのです。

2つ目は、バックアップをインターンにするか、スクランブルにかけるか、という問題です。これはどちらかにかける必要がありますが、もしも、レジデントのプログラムにマッチしなかった時。2つの可能性があります。

インターンを(アメリカに残るために)バックアップのプランとして考えた場合、インターンをランクし、マッチしてしまった場合、スクランブルでレジデントのポジションを獲得できる可能性は消えます。

どうしてもレジデントの可能性のみにかけたい場合は、インターンというバックアップのプランが消えてしまいます。

最初の申し込みの時点では、たくさんの大学に応募して、可能性を最大にしておくことが重要ですが、最終のランキングの締め切りまでに、このインターン vs レジデント vs スクランブルという3つの可能性を十分に考慮する必要があります。

マッチした大学に行かなかった場合

このマッチングのプログラムは、年に一度の将来を決める非常に重要な工程になります。マッチしてしまったら、嫌でもその大学に行かなければいけないので、ランキングの付け方は非常に重要になります。

ここには行きたくない、という大学を見極めることも重要になります。例えば、ECCの場合では、毎日10件以上の症例を見て、試験勉強する時間や研究に費やす時間がない、十分なメンターシップを受けられないなど、自分自身にとってのレッドフラグを分析しておくことがとても重要になります。

自分はなぜアメリカで専門医をやりたいのか。もしも、専門医から直接学べる機会が欲しいから、という答えであればメンターシップが弱い大学に行ってしまうと目標を達成することができない可能性が高いでし、didactics(教育活動)を重視していて、ジャーナルクラブやブックリーディングを目標としているのであれば、1日に何十件も見るような病院ではそれは達成されない可能性が高いのです。

これらの情報を、面接前にある程度収集しておき、面接時の質問の時間を利用して、実際のレジデントに現状を確認することが重要な作業です。3年間のプログラムなので、慎重に決定する必要があります。

もしも行きたくない大学にマッチしてしまったら。行かないという選択肢は0%ではありませんが、絶対に避けたい状況です。大きな理由としては、下記3つが挙げられます。

一つ目の理由は、大学側に絶大な迷惑をかけることになること。二つ目は、マッチングのプログラムからペナルティが科せられ、その後3年間はマッチングに参加することができなくなること。そして、最後に獣医の世界はとても狭いので、一度そのようなことをしてしまうと、あっという間に噂が広がり将来のチャンスが消えてしまう可能性があ。

実際の例

②後編からは、実際にマッチングがどのようなアルゴリズムによって行われているかを解説していきます。

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